今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 946)こってりMAX in 天下一品

 

一期一会。もともとは茶道のもてなしの考え方で、ある茶会を一生に一度の機会と心得てお客をもてなす心構えをいうらしい。人生にも通ずる見習うべき考え方である。

 

さて、こってりラーメンで名を馳せる天下一品で、なんとこってりMAXが提供されているという。ダイエット成功までラーメンを控えると決意したけど、どうしよう。

 

ララァならいつでも会いにいけるけど、こってりMAXは期間限定の可能性があり、食べ損ねるかもしれない。ダイエットはいったん横に置き、邪悪な一期一会を優先。

 

まずはビール。ジョッキは冷凍してあったようで、キンキンに冷えたところをうぐうぐと流し込めば、サイコー。俺、生きてるぅ。もはや何が目的なのかわからない。

 

で、餃子。しばらくぶりですが、羽根つきになってます。ここはサッパリと酢コショウでいただくかな。軽い食感で野菜多めの餃子は胃のウォームアップにふさわしい。

 

そうこうするうちに、こってりMAXのおなり。どうやら専用丼ぶりが用意されており、天一のやる気もMAXのようす。こってりとの価格差ぶん、濃度が増してます。

 

スープをひと口飲めば、脳内物質がドバドバ出てくるおいしさ。こってりがポタージュのような濃度ですが、MAXは中華餡に近い。実に麺がからむこと、この上なし。

 

鶏がらと野菜を煮込んだだけで、はたしてこうなるものなのか。天一に関していつも思うけど、ほんとうに疑わしくなるくらい濃ゆい。もちろん、おいしいからOK

 

先ほどの餃子をひと切れ漬け込んでおき、スルスルと食べてゆく。おいしいものは体に悪い、そんな言葉が浮かぶけど、現実の明日は藪の中へ捨て去り、今を生きる。

 

濃厚なスープをからめとる麺は容赦なく、さすがに口が飽きたら冷たいビールを流し込む無限ループ。食べ終えると、丼の内側には「こってりよりこってり」の文字が。

 

とりあえず、ふた駅ほど歩いて帰ろう。

 

ごちそうさまでした。