たまにニンニクチャージがしたくなるのは、若さの残滓があるからだろうか。ラーメンスープに溶け出したヤツラを、麺とともにすすり込みたい。
で、ラーメン花月へと。生活半径から撤退して久しいけど、たまに食べたくなる塩分のダイナマイト。ニンニク欲を満たすべく途中下車して訪問。
せっかく来たからには、チャーシューメンに餃子もつけちゃおうかな。食券を渡すときに頼んでおけば、すぐにやってくる生ニンニク。いざ勝負。
久々のニンニク潰し器。ニンニク一筋ですという独特のフォルム、ガラパゴス的進化の果てにある専門性。ラーメンの到着を待ち、ギュッと絞る。
パンチのきいた嵐げんこつスープに、ニンニクが加わり完全体に。レンゲで飲めば身の危険を感じる塩っぱさ。これぞジャンクの王様であ〜る。
背脂よし、ニンニクよし、辛味噌よし。指差し確認後、細麺をスルスルすする。臭みのスレスレ手前まで旨みが引き出されたスープがおいしい。
チャーシューもたっぷりで嬉しいな。餃子はそのまま食べたり、酢コショウで食べたり、スープに浸したり、久しぶりの花月を思う存分に楽しむ。
途中で名物の壺ニラを少々。殺意を覚えるほど辛い壺ニラにより、でらうまから辛うまへ、藤真が加わった翔陽のように一変するラーメンスープ。
これこれ、やっぱり花月はこうでなきゃ。各地の名店との限定コラボもあるけど、嵐げんこつの安定感は別格ですね。ニンニクへの情熱、大満足。
スープを飲み干したい誘惑に耐えつつ、水をガブ飲みして塩分を希釈する。ニンニク食べるといつも胃が痛くなるけど、それ以上に悦びが勝る。
ごちそうさまでした。