梅に鶯、唐獅子に牡丹、キン肉マンにテリーマン。相性のよいとされる組み合わせは枚挙に暇がなく、そんな名タッグひとつ、ラーメンライス。
炭水化物に炭水化物を重ねるというのは、食べる人を選びます。特にラーメンは、餃子、炒飯、白飯などパートナー候補も数多く、悩ましい。
カロリーオーバーになりがちなので、ラーメンライスは何か力をつけたいときの勝負メシです。常食にするには、とてもでないが代謝が足りない!
こちらの正調醤油ラーメンは、スープがしっかりと塩っぱいので、ライスを引き寄せます。程よい辛さのキムチもまた、ライスに似合いますね。
スープをゴクリ、ライスをパクリ。口内調味もほどほどに、麺をすすり込んで、思う存分咀嚼する。脳内麻薬がドバドバ出てくるのがわかります。
澄んだ鶏がらスープに泳ぐちぢれ麺。具材はメンマ、ほうれん草、ノリ、チャーシュー、ナルト、ゆで卵、ネギなど、郷愁を誘います。
キムチをライスにのせてスープを吸った海苔を巻いたり、ミニチャーシュー丼にしたり、ゆで卵ご飯にしたり。ライス大忙してすね。
食べているうちに、当然ながらお腹がはってきて、ここではじめて冷静に食べすぎかも…と気づく。すると、欧陽菲菲の名曲が脳裏をよぎる。
♩デブイスオーヴァー 悲しいけれど
終わりにしよう きりがないから
カロリーオーヴァー わけなどないさ
ただひとつだけ カラダのため
なるほど潮時だな、と箸を置き水をがぶ飲みするも、脳内BGMはなお続き、サビを迎える。
♩私はライスを忘れはしない
腹にもたれても残しはしない
きっと最後の肥いだと思うから
…ごちそうさまでした(笑)