ラーメンライス。炭水化物 on 炭水化物なセットは令和の健康志向にはそぐわない。上位互換としての半チャンラーメンには塩分も加わり、ますます不健康である。
だが、食事は栄養学だけではない。心の満足が得られてこそ、真に満たされるのではなかろうか。一食くらい無茶をしても、１週間程度の期間でトントンにすればよい。
で、久しぶりに半チャンラーメンを食べようと思ったけど、残念ながら胃が量を受け付けない。いくらおいしくとも無理に詰め込んだ食事は、かえって後悔するだろう。
そこで半ラーメン半チャーハンのセットを選ぶ。こちらのチャーハンは玉子とチャーシューだけのシンプルなひと品だけど、２合食べられると錯覚するくらいおいしい。
ともあれ、半チャーハンは肉まんくらいの盛り上がりで、ちょうどいい。真紅の紅生姜が彩りを添えてます。ほどなく半ラーメンも到着したので、いざ、箸を割る。
こちらは札幌ラーメンの店だけあって味噌ラーメンが特においしく、量は半分でも味は全開です。表面に油膜が張ったスープをゴクリ。ラードと味噌がほんのり甘い。
太麺がスープによくからみ、言うことのない味わい。コキコキのメンマ、シャキシャキのもやしもうれしく、たっぷりと七味を振りかけたのち、またスープをひと口。
あとはスープを味噌汁代わりにチャーハンをかき込む。シンプルなチャーハンは、マックシェイクよりもスルスル入っていく。適度な塩っけ、油っけがたまらない。
チャーシュー、もやし、メンマをオカズにチャーハンをかきこみ、スープで喉に流し込む。胃には悪いが何たる幸せ。スープの底に潜む玉ねぎとひき肉も見逃せない。
ハーフ＆ハーフでも中年のランチとしてはなかなかの量であり、終盤は腹くちくなってくる。満腹感がくる前に、一気呵成に食べ終えて、グラスの水で油を流し落とす。
ごちそうさまでした。
PS ついに、麺喰らった数が世界のホームラン王を超えました！
