ドラえもんの好物というとドラ焼きが有名ですが、当初はお餅好きだったはず。マンガの第1話では、うまいもんだなあ、と皿まで舐めてました。
今でこそ小袋に分包されて年中売られていますが、やはりお正月に食べるお餅は格別です。煮てよし、焼いてよし、揚げてよしの万能選手。
いずれにせよ、むにーと伸びる餅を、うんぐと飲み込むのは一種の快感です。そんなお餅を外食しようと思うと、意外と取り扱いは少ない。
思い浮かぶのは、甘味処のお汁粉、あるいは品揃えが豊富な麺処のちから、くらいかな。で、本日は力うどん、2つ入りをいただきます。
いつもなら、まずはダシですが、本日ばかりはお餅から。外は香ばしく、スナック菓子のようで、内側にはぽってりとした食感が詰まっている。
ようく噛んでからゴクリ。喉頭筋が張り切っております。ふた口目はダシに漬け込んでからガブリ、お雑煮っぽくてたまらんですな。
ここでうどんをひとすすり。いつもながら歯を押し返すモッチモチの弾力ですが、本家お餅のモッチモチを前にすると、残念ながら脇役です。
淡麗なダシ、しっとり揚げ玉、クキクキのワカメなどを味わいつつ、主役のお餅を食べるタイミングを伺う。炭水化物の2乗だけど、たまにはいいよね。
最後はひと口残しておいたお餅に、箸でダシをよく馴染ませてパクリ、大満足です。とりあえず、正月以外もちょくちょく食べるしかないな。
ごちそうさまでした。