今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 686)力うどん

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ドラえもんの好物というとドラ焼きが有名ですが、当初はお餅好きだったはず。マンガの第1話では、うまいもんだなあ、と皿まで舐めてました。


今でこそ小袋に分包されて年中売られていますが、やはりお正月に食べるお餅は格別です。煮てよし、焼いてよし、揚げてよしの万能選手。


いずれにせよ、むにーと伸びる餅を、うんぐと飲み込むのは一種の快感です。そんなお餅を外食しようと思うと、意外と取り扱いは少ない。


思い浮かぶのは、甘味処のお汁粉、あるいは品揃えが豊富な麺処のちから、くらいかな。で、本日は力うどん、2つ入りをいただきます。


いつもなら、まずはダシですが、本日ばかりはお餅から。外は香ばしく、スナック菓子のようで、内側にはぽってりとした食感が詰まっている。


ようく噛んでからゴクリ。喉頭筋が張り切っております。ふた口目はダシに漬け込んでからガブリ、お雑煮っぽくてたまらんですな。


ここでうどんをひとすすり。いつもながら歯を押し返すモッチモチの弾力ですが、本家お餅のモッチモチを前にすると、残念ながら脇役です。


淡麗なダシ、しっとり揚げ玉、クキクキのワカメなどを味わいつつ、主役のお餅を食べるタイミングを伺う。炭水化物の2乗だけど、たまにはいいよね。


最後はひと口残しておいたお餅に、箸でダシをよく馴染ませてパクリ、大満足です。とりあえず、正月以外もちょくちょく食べるしかないな。


ごちそうさまでした。