今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 432)新潟銀鮭オリーブオイル焼き


1980年代初頭、宝焼酎CMで「カムバックサーモン、カモン、カモン、純♩」と歌われていた。幼心に鮭が獲れなくなり、環境保護が大事だと思ったものだ。


鮭とサーモンは違うのか? 川生まれで海遊して川に帰るのが鮭。サーモンは海水魚のアトランティックと淡水魚のトラウトがおり、マス科もいるんだとか。


…よくわからんな。ともあれ、鮭は寄生虫がいるので決して生食せず、辛口の塩鮭を焼いて食べた。しかし養殖サーモンは生食が可能で、寿司ネタで人気である。


前置きはともあれ、ブランド食材という新潟銀鮭。それにしても新潟は、米、水がおいしいのでお酒もおいしいうえに、鮭までおいしいのか。うらやましい。


さて、みせてもらおうか、ブランド銀鮭の実力とやらを。まずは邪道ながら皮をひと口。塩っぱさが濃縮されていて、鮭の風味が詰まっており、間違いない味。


身をもいで食べれば、脂がジュワッと滲み出て、ご飯を慌ててかきこむ。よく噛んだのち味噌汁で流し込めば、振り出しに戻って何度でも繰り返せるおいしさ。


鮭の旨みとオリーブ油の風味が重畳するのが決め手かな。カムバックサーモン♩がイヤーワームで頭を巡りつつ、おいしくいただけました。また、食べたい。


ごちそうさまでした。