今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 729)とろろうどん


暑いと、誰もが、食欲ないけれど♩ 瀬戸の花嫁のメロディが頭をめぐる。温暖化、異常気象などがあり、旧暦と季節感がさらに乖離した気がするな。


さて、食欲はないけど、何か食べねば体力が落ちる。そんな日は冷やし麺に限りますな。そば&そば湯もいいけど、サッパリざるうどんも捨てがたい。


ウェルテルほど悩まずに、目についたうどん屋さんで、とろろうどんにする。山芋は滋養たっぷりだし、少しでも栄養価を上げておくのがこの夏を越えるコツ。


たっぷりの海苔が嬉しい。薬味は最大限に生かすのが私の主義なので、ネギも生姜も全部ツユに混ぜ込む。むう、うどんをつけるスキマがなくて嬉しい悲鳴だ。


うどんをひと筋取り上げて、スルスルすすれば、海苔の香り、生姜の風味、ツユの旨みが鼻を抜け、つるつるうどんの喉越しが喉を駆け抜けていく。


そして、唇はとろろをリップのようにまとい、なんというか口腔、喉頭蓋が総動員で喜びを感じています。あとは、箸をひたすら動かしていくだけですね。


大盛りにしなかったので、腹六分目くらいの量だけど、消化にだって体力を使うので、このくらいでちょうどいいかな。ルンルンと食べ終え、お茶を飲み干す。


ごちそうさまでした。