ツルツルもちもちの讃岐うどん。喉越しスッキリで、温でも冷でも、小麦とダシの一体感が楽しめる。いつからかはさておき、すっかり都内でも定着しました。
うどん単体で満腹にするのは糖質過剰だからか、讃岐うどんには天ぷらが似合う。富士山に月見草が似合うように、キン肉マンにテリーマンが似合うように。
人気の立ち食いスタンド。週替わりの天ぷらは厚切りベーコン。物珍しさに一も二もなく食券を購入する。基本のうどんは間違いないから、冒険できるね。
お昼には早い半端な時間だから揚げ置きもなく「週替わり、揚げてまーす」と嬉しいお知らせです。ワクワク待てば、ほどなく到着する、輝く純白のうどん。
サービス天かすを振りかけて、まずはうどんをすすれば、答え合わせのようにツルツルもちもちが喉を駆け抜け、冷たいダシの風味が鼻を抜き抜ける。
いくら喉越しがよくとも、うどんを丸呑みするわけにはいかない。軽く噛み切るたび、天かすのサクサクが嬉しい変化をつけてくれる。口内安全、おいしいな。
さて、そろそろもう一方の主役、厚切りベーコンを何もつけずにひと口。肉質はフワフワだけど、筋がしっかりしており、ご飯が欲しくなる味わいです。
ふた口目で中身がスポッと抜けたのもご愛嬌。ダシに漬け込んで、醤油を少し垂らして、うどんとともにかきこんでしまう。嗚呼、うどんの包容力たるや!
ごちそうさまでした。