今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 662)かけうどん

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仕事中、水分をとって、もうひと頑張りしようというとき何を飲むか?私はもっぱら炭酸水ですが、先日自販機前で違和感を覚える。


見慣れた自販機に「和だし」、キッコーマン監修という小粋な缶をみつけたのです。甘い、苦いだけが缶飲料ではないということか。


言われてみれば、昔からコーンスープがあったわけで。先日も一風堂のスープ缶を飲んだし、塩系需要が広がっているのだろう。


で、今日は朝からすっかりダシ舌になっている。カエシのきいたそばではなく、淡麗なダシをぐびぐび飲みたくて、うどん屋 GO


各種天ぷらもおいしい店ですが、ダシを楽しむためにシンプルなかけうどん。サービスの生姜と天かす、および青ネギのみの精鋭です。


まずはダシをゴクリ。予想通り、いや待望したぶん、予想よりおいしく感じる。讃岐うどんだから、いりこ中心のダシだろうな。


うどんはモチモチと滑るような喉越しで、朝だからか格別に新鮮。まあ、いわば小麦粉のお刺身だもんな。長いうどんをひと息にすする。


天かすは、パウダースノーを持ち上げたときのように、口の中でサラリと溶けさります。おろしたての生姜も、漢方らしさを発揮します。


かけそばは清貧な印象ですが、もりそばだと通の食べ方です。しかし、うどんだとどう食べても「うどん好き」になってしまう不思議。


ともあれ、ツルツルと楽しんだのち、やおら丼ぶりを持ち上げて、ダシをじっくりゴクゴクと堪能する。お腹たぷたぷがシアワセだな。


ごちそうさまでした。