仕事中、水分をとって、もうひと頑張りしようというとき何を飲むか?私はもっぱら炭酸水ですが、先日自販機前で違和感を覚える。
見慣れた自販機に「和だし」、キッコーマン監修という小粋な缶をみつけたのです。甘い、苦いだけが缶飲料ではないということか。
言われてみれば、昔からコーンスープがあったわけで。先日も一風堂のスープ缶を飲んだし、塩系需要が広がっているのだろう。
で、今日は朝からすっかりダシ舌になっている。カエシのきいたそばではなく、淡麗なダシをぐびぐび飲みたくて、うどん屋へ GO。
各種天ぷらもおいしい店ですが、ダシを楽しむためにシンプルなかけうどん。サービスの生姜と天かす、および青ネギのみの精鋭です。
まずはダシをゴクリ。予想通り、いや待望したぶん、予想よりおいしく感じる。讃岐うどんだから、いりこ中心のダシだろうな。
うどんはモチモチと滑るような喉越しで、朝だからか格別に新鮮。まあ、いわば小麦粉のお刺身だもんな。長いうどんをひと息にすする。
天かすは、パウダースノーを持ち上げたときのように、口の中でサラリと溶けさります。おろしたての生姜も、漢方らしさを発揮します。
かけそばは清貧な印象ですが、もりそばだと通の食べ方です。しかし、うどんだとどう食べても「うどん好き」になってしまう不思議。
ともあれ、ツルツルと楽しんだのち、やおら丼ぶりを持ち上げて、ダシをじっくりゴクゴクと堪能する。お腹たぷたぷがシアワセだな。
ごちそうさまでした。