炭水化物on炭水化物。禁断の組み合わせは数多い。そば&いなり寿司、うどん&かやくご飯、焼きそば&コッペパン、お好み焼き&ご飯。自由って素晴らしい。
そんなマリアージュの1つ、いや、最高傑作ともいえるラーメン&チャーハン。ラーメンライスでも良いところを、オーバーキルな組み合わせです。
こちらの店はスープの種類が多く、実に悩ましい。お品書きを熟読して店名を冠にいただく末廣を選ぶも、塩だけ解説がアッサリで逆に気にかかる(^^)
末廣 オリジナルとんこつ醤油
玄海 スリゴマたっぷり白湯
醤油 昔ながらの本格醤油
塩 天然粗塩
注文するや、カウンター越しに聞こえる中華鍋の金属音。くう〜、お腹がすくに決まってるじゃない、こんなの。スマホでニュースを見ても、気もそぞろです。
やってきたのは中心のもやしを、海苔、青菜、叉焼、メンマが四神のように取り囲む布陣。まずスープを飲めば、家系よりサラリとして、たしかにオリジナル。
麺をすすれば、中太ストレートで、適度にスープにからむ。北の玄武こと海苔、東の青龍こと青菜、南の朱雀こと叉焼、西の白虎ことメンマ。どれもおいしい。
さて、そろそろチャーハンなぞ。ネギ、玉子、叉焼に紅生姜が添えられたシンプルなひと品。口に入れれば、予想通りの塩っぱさで、すかさずスープを飲む。
ふふふ、この香り、この舌触りこそ半チャン&ラーメンよ! 50歳近くなり量的にはさすがにキツく感じますが、心が、いや魂が、いまだ求めているのです。
卓上調味料が豊富だけど、おろしニンニクは自重して、スリゴマをたっぷり入れてみれば、ゴマの香りで味のステージが1つ上がる。ここいらで、水をひと口。
ラーメンとチャーハンを交互に食べゆけば自然とお腹はふくれ、少しつらい。健康なカラダがあってこその贅沢な悩みだな、とふうふう言いつつ完食です。
ごちそうさまでした。