今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 779)もり蕎麦 in さがたに

 

朝、ルーチンのように同じ電車に乗っているけど、ふといつもと違う時間帯に乗車。ターミナルを降りれば、ちょうど7時、店のシャッターが一斉に上がる。

 

おかゆ、そば、うどんなど、待ちわびて並んでいるひとも多く、つられてそばでもたぐろうとのれんをくぐる。立ち食いなのに十割蕎麦の嵯峨谷は久しぶりだ。

 

思いがけない邂逅だったため、胃の準備ができていない。油ものを避けて、シンプルにもり蕎麦にしようかな。先客の同好の士は2人で、いずれもかけそば。

 

まあ、わかる。冷え込むと温麺がありがたい。でも、ついダシを飲みすぎちゃって、塩分がきになるので、少しでも塩分量の少ないもり蕎麦を選んじゃう。

 

まずはツユもつけずにそのまま。よくしめられていて、きりりと冷たくおいしい。適度なかたさが心地よく、ツルツル感は欠けるけど、香りがたっている。

 

お次は蕎麦猪口に少しだけつけてズズズ。上品なツユだから、蕎麦湯も楽しみだ。お次はワサビ、さらにねぎと薬味を加えつつ順調に食べ進んでゆく。

 

ここいらで七味でもかけようかと壁際をみれば、激辛四川ラー油とやらを発見。お試しにひと垂らししてみると、早くも你好な香りが漂ってきます。

 

すすってみれば、激辛の名に偽りなし。藤真を加えた翔陽のような化学反応でふ。いや、ラストピースという意味ではラミレスが加わった巨人かもしれない。

 

巨人のFA路線は批判もあったけど、ラミレス、小笠原が主軸を張ったことにより、坂本が伸びたんだよなぁ。浅野には期待しかないなぁ、などと思う。

 

刺激を楽しみつつ食べ終え、入口に戻っえ蕎麦湯を淹れる。食後のコーヒーの如くホッとひと息、濃いそば湯は滋養に満ちておいしい。塩分、ウェルカム。

 

食後、丹念に紙ナプキンで拭うも、なお唇はヒリつき、四川ラー油懼るべし。ともあれ、蕎麦湯とラー油で胃が温まり、今日も一日頑張るぞい。

 

ごちそうさまでした。