今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 944)おぼろ月夜うどん

 

 

こうも暑いとエアコンに頼らねば息もつけないけど、あまりに強力な冷気を浴びると当然に体が冷える。SDGsの観点からして電力の使いすぎはよろしくないしね。

 

外気との兼ね合いか、同じ設定温度でもやたらとエアコンが張り切る日がある。たぶん今日がそうなのだろう、冷えた体を日光で解凍しながらランチを求めさまよう。

 

店に入れば再び冷房にさらされるので、ここはひとつ温麺なぞいただくかね。メニューに涼しげな名前をみつけ、おぼろ月夜うどんを注文する。ツルッと食べちゃおう。

 

久しぶりだなと調べるとほぼ1年ぶり。前回の写真をみれば、月夜に見立てた具材は玉子、ねぎ、海苔、小松菜でした。冷房からの肩こりによる頭痛に耐えつつ待つ。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2022/06/16/070000

 

よく見れば、去年は「おぼろ月見うどん」だったのか。ブログの書き間違えか、メニューの変更か。ともあれやってきたのは、小松菜がアスパラに変更されたひと品。

 

仕入れの都合か、より味の高みを求めてかはさておき、緑色があるのが見立てとして大事。海苔が漆黒の空、黄身が満月、白身が雲、緑のアスパラが草っ原なわけです。

 

ダシを味わい、七味をふって、あとはツルツルとうどんをすする。他のお客さんは静かに定食を食べているので、ズルズル音も遠慮がちに、モムモムと口に押し込む。

 

これが立ち食いそばだと、黄身が半熟になったところでツルリと食べるのが流儀ですが、早い段階で黄身を割って薄口のダシにコクをもたらす。しみじみ、おいしい。

 

じわじわ温まり、デコ汗がにじむ。こうなると帰り道が暑くてかなわないけど、冷え切るよりは体にいいのかな。ツユはほどほどに、少しぬるくなったお茶を飲み干す。

 

ごちそうさまでした。