こうも暑いとエアコンに頼らねば息もつけないけど、あまりに強力な冷気を浴びると当然に体が冷える。SDGsの観点からして電力の使いすぎはよろしくないしね。
外気との兼ね合いか、同じ設定温度でもやたらとエアコンが張り切る日がある。たぶん今日がそうなのだろう、冷えた体を日光で解凍しながらランチを求めさまよう。
店に入れば再び冷房にさらされるので、ここはひとつ温麺なぞいただくかね。メニューに涼しげな名前をみつけ、おぼろ月夜うどんを注文する。ツルッと食べちゃおう。
久しぶりだなと調べるとほぼ1年ぶり。前回の写真をみれば、月夜に見立てた具材は玉子、ねぎ、海苔、小松菜でした。冷房からの肩こりによる頭痛に耐えつつ待つ。
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2022/06/16/070000
よく見れば、去年は「おぼろ月見うどん」だったのか。ブログの書き間違えか、メニューの変更か。ともあれやってきたのは、小松菜がアスパラに変更されたひと品。
仕入れの都合か、より味の高みを求めてかはさておき、緑色があるのが見立てとして大事。海苔が漆黒の空、黄身が満月、白身が雲、緑のアスパラが草っ原なわけです。
ダシを味わい、七味をふって、あとはツルツルとうどんをすする。他のお客さんは静かに定食を食べているので、ズルズル音も遠慮がちに、モムモムと口に押し込む。
これが立ち食いそばだと、黄身が半熟になったところでツルリと食べるのが流儀ですが、早い段階で黄身を割って薄口のダシにコクをもたらす。しみじみ、おいしい。
じわじわ温まり、デコ汗がにじむ。こうなると帰り道が暑くてかなわないけど、冷え切るよりは体にいいのかな。ツユはほどほどに、少しぬるくなったお茶を飲み干す。
ごちそうさまでした。