今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 833)キャベ千カレーうどん

 

 

カレーうどんはおいしい。スパイスの香りが鼻腔を満たし、和風ダシの確かな旨みが味蕾をなでつけ、モチモチしたうどんが喉を通り抜け、胃が温かく熱を帯びる。

 

思い出すだけでもヨダレが出そうですが、いかんせん野菜不足なのが弱みである。しかし、こちらには「レタスカレーうどん」があるので、麺食いには福音である。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/05/14/070200

 

ところが、本日はレタスではなく「キャベ千」、すなわち「キャベツの千切りカレーうどん」だとか。いずれにせよ当初の目的は達せられるので、ありがたく注文する。

 

そば屋でカレー南蛮を食べると関東風の甘いツユがベースとなるので、どこか甘みを感じるものですが、こちらのうどんはダシ本位制なので甘みは感じられません。

 

ゆえに、ひと言でいうと辛いうどん。好きで食べるのでいいですが、覚悟が必要な味です。で、やってきたのは予想通り。金沢カレーのようなビジュアルです。

 

まずは千切りをカレー汁にまぶして食んでいく。冷たいキャベツと熱い汁の組み合わせが新鮮です。たまにある油揚げからカレー汁がジュワッと飛び出るのが楽しい。

 

かき氷がシロップに溶けゆくごとく、キャベツの山もやがてツユになじんでいく。あとはカレーうどんを、いつも通りはねないように気をつけながら食べていく。

 

ぽってりしたうどんを、そおっと持ち上げては、匙にミニうどんをつくってひと口に食べる。強い刺激で唇がイタイけだ、おいしさが勝り、手を止めることはない。

 

この辛み、七味はさすがにいらないな。玉ねぎの甘みに救われつつ、デコに汗をかきながら完食する。最後にぬるくなったお茶をゴクリと飲み干せば、大マンゾク。

 

ごちそうさまでした。