今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 1001)どん兵衛 スンドゥブチゲうどん

 

ハングル文字を街でよくみかけるようになった。電車や地図など、旅行者の便に資する場所が中心で、英語、中国語とともにわが国と近しい国がよくわかる環境である。

 

英語は大学まで手習いしたし、中国語は漢字だからなんとなく想像がつくけど、表音文字のハングルはさっぱり見当がつかず、法則はあろうけどちっとも覚えられない。

 

それでも町は廻っている」という漫画で宇宙人同士の会話シーンがある。書き文字なので何もわからないけど、わずかな会話で母音と子音を読み解く強者がいたという。

 

見たことのない文字を読み解くのは、確実に才能ですよね。ロゼッタストーンの解読とか、ナメック語の翻訳とか、そういった方面に力を発揮してほしいものである。

 

순두부찌개

 

でも、凡夫にとって便利な世の中、スマホで検索すれば翻訳が表示されるのです。ちなみに上の文字列は「スンドゥブチゲ」であり、日本語に直訳すると豆腐鍋である。

 

さて、どん兵衛スンドゥブチゲうどん。湯豆腐っぽい響きのとおり、かやくは豆腐のみの潔さ。お湯を入れて5分待ち、後入れスープを入れてみると、想像の3倍赤い。

 

 

よく混ぜて粉を溶かすと、予想通り目にしみる。これは辛いやつだと、箸をひと舐めすれば、予想を上回る辛み。朝ごはんとしては刺激が強すぎるかもしれないと後悔。

 

勝手知ったる麺をすすれば、いつものどん兵衛クオリティなのに唇はピリピリ痛い。確かにコチュジャンの辛みはきくけど、あさりダシの旨みが絶妙なバランサーです。

 

スンドゥブはわが国でいうと「汲み出し豆腐」のようなやわらかなものをさすらしいけど、具材の豆腐はけっこう堅牢です。舌で押し潰しながら、ズルズルと食べる。

 

カレーライスでは途中で水を飲むと負けた気がするけど、こちらは途中で水を飲まないと胃が怒り出しそう。冷たい水で辛みを薄め、デコ汗を噴き出しつつ、完食です。

 

잘먹었습니다

ごちそうさまでした。