今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 763)朝そば in 万葉そば

 

衣替えは平安時代宮中行事に遡るというから、思ったより仰仰しい話である。現代はもちろん新暦だし、温暖化もあって実行のタイミングが難しい。

 

衣食住でいえば、寝具をタオルケットから布団に切り替えるのもそうだし、立ち食いで「冷そば、温そば」を切り替えるタイミングも同様に難しい。

 

暑くも寒くもない近ごろ。気候としては最高だけど、立ち食いファンの悩みは深い。冷やしは夏限定、ならば諦めもつくが、両論併記されると揺れる思い。

 

こちらは私鉄沿線の駅そば屋さん。各種揚げ物が主力だけど、たぬき、きつねなどが逆にメニューにない。明日葉天、かき揚げ天もいいけど油腹でもない。

 

そこで朝そば。何が乗ってるかわからないけれど、ミステリートレインの思いで注文する。冷 or 温は悩みどころだけど、汗をかきたくて温そばにしよう。

 

注文が入るたびの都度茹でなので、水を飲みつつゆっくり待つ。その間、自らのブログを調べてみると、ほぼ1年前にこちらの朝そばを食べている。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/08/23/070000

 

そのときは冷そばで、山菜、きつねがトッピングされていた。呼び出しがかかり、そばを受け取れば、カンニングしたとおりに山菜、きつねが鎮座する。

 

茹でたてのそばをすすれば、香りがたっていて甘めのツユが合う。山菜のコキコキ、キュッキュとした歯ごたえが楽しい。七味をチラリふれば味がしまる。

 

ここでお揚げを食べれば、甘〜い味つけがよくしみている。アマーイなんて思いながら、七味とのコントラストを楽しむ。食事を楽しめるのは元気な証拠だ。

 

ふうふうと食べゆけば、おでこにジワリ汗をかき、体温が上がるのがわかる。ここから家までは小一時間かな、しっかり歩いて秋を楽しもうっと。

 

ごちそうさまでした。