マツコの知らない世界が好きで、毎週よくもまあこんな立派なマニアを探してくるものだと感心しています。売れるかはともあれ、新書の一冊はもちろんのこと、なんなら私の履歴書も書けそうな情報の濃さ。
で、カップラーメンの世界にて紹介されたのが、セブンイレブン「蒙古タンメン中本」に納豆をトッピングする食べ方。マツコが称賛しつつ、ズルズル食べる姿に心奪われました。
でも中本のカップ麺、再現性の高さゆえ、からいんですよね。以前はちょうどいいからさチャレンジだったんですが、胃の調子が悪くなってからはちとつらい。からいもつらいも漢字は「辛い」ですしね。文字通り尻に火がつく、赤い悪魔。
知識としては身につけたけど、実行に移さないまますごしたある日。ツイッターで「マ◯コの知らない世界」で紹介されました! と POP をだすセブンイレブンを知りました。
伏せ字の位置が揶揄されての投稿なんですが、まあ、さすがインフルエンサーの本領発揮ですよね。かつてみのもんたが納豆を市場から枯渇させたことを思い出します。「みのさんがいうから」は呪術のように当時の主婦心をとらえたものです。
ちょうど自由になった土曜のお昼、冷蔵庫に納豆パックがあることを確認してセブンイレブンに出征。ほら、カップ麺と一緒に買うと気恥ずかしいじゃないですか。ああ、この人も試すんだ~みたいに思われるのが。誰に対してでもないけど、実は靴下に穴があいてるような、実害のない恥ずかしさ。
そそくさとカップ麺とおにぎりセットをカゴに入れレジに並んでいると、アイス2個でラブライブのクリアフォルダが貰えるキャンペーンをみかけ、娘のために購入。すると「袋はご一緒で~?」とか聞かれて、結果的に納豆買うよりもはるかに気恥ずかしいレジとなりました。でも、いいんです、からくなった口の中をアイスクリームで鎮められるから、ここはいいんです。
さて帰宅して実食タイム。レジでついつい追加した丸からを食みながら5分待ちます。こんなランチ、毎日やってたら太るな。などという間に出来上がり、辛味オイルを入れてまずはそのまま食べ進める。
うん、そうそう、こんなからさでした。ズルズルいくとむせこむような、唇のまわりに染みるような。でもスープに深みがあって、麺もボキボキに硬いのが店舗で食べたのと近くて。CVS 業界の友人が、セブンイレブンの開発力はケタ違いとこぼしていたのを思い出しますね。
そして納豆をかき混ぜてぬらぬらと投入。納豆をのせた食べ物がたいがいそうなるように、見た目はアレ? な感じです。おそるおそる食べすすめると、納豆の粘り気と風味によって、食べやすくコクがプラスされたように思います。まあ、こんな熱いスープに入れると、納豆キナーゼの断末魔が聞こえてくるようなもので、栄養的には期待できませんが。とにかく、おいしいんですよ、みのさん。いや、マツコさん。
唇テラテラになりながら、追いおにぎりを途中で挟んでからさを中和しつつ、ズルズルと完食。総カロリーはゆうに 1300 を超えるイ・ケ・ナ・イルージュマジックなランチとなりました。腹ごなしにお散歩いかなきゃ、マツコみたいな体形まっしぐらですね。
ごちそうさまでした。