今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 59)味噌タンメン(麺少なめ)

f:id:socius_lover:20190416010226j:plain



オヤツとしてのラーメン需要は実は大きいと思う。


健康のためになんて出かけた散歩で、一万歩を超えたそのときから、今日の健康ノルマ終了、以降は今日ぐらいはいいだろうタイムとなる。


なんたる怠惰、あふれる自己愛。でも意志の弱さには勝てぬのです。頭の中のラーメン屋マップを展開して、めぼしいところを見繕う。


ムムム、話題の新店は2時過ぎなのにまだ行列が。散歩あとに立って待つのはつらいので、もう少し足をのばすこととする。


やって参りました、大通りに面したカウンターのみのお店。2時過ぎでも客がパラパラ入っているのがおいしさの証。


食券機の左上、黄金地帯を占める味噌タンメンをポチッとな。返す刀でビールもポチッとな。ふふふ、散歩の仕上げにふさわしいではないか。


食券を渡しがてら、麺少なめ、味濃いめを注文。この時間にお腹を満たすと晩ごはんがつらい、オヤツラーメンとしての苦渋の選択です。


すると「分の 1分の ができますけど」と細やかなお心配り。

逡巡したのち 分の を選ぶ。お値段同じなら、ハーフはないかな、というここにきての貧乏性。


ビールについてきたミニ冷や奴を食べていると「麺のほうご用意してよろしいですか」との再度のありがたい心配り。

お願いしますと返事をすれば、ジュウジュウと野菜炒めのいい音がする。


店内の味噌の効能書きをみながら出来上がりを待つ。曰く「コレステロール制御、ガン予防、胃潰瘍防止、老化防止」。

エビデンスなんて知りませんという感じの謳い文句が勇ましい。


で、ビールを半分ほどやっつけたところで、やってきました味噌タンメン。いかにもシャキシャキの野菜が湯気越しにみえるのが頼もしい。


思わずニンマリしていると「濃すぎたら言ってください」と三たびの心配り。

カウンター越しに人と人とのつながり、ラポールが結べました。なんちゃって。


まずは濃いめのスープをごくり。おう、野菜炒めのドレッシングがわりにちょうどいい味。

なんなら七味もかけちゃう。この期に及んで健康に気づかってモリモリとベジファーストを実行。


あとは、太めの麺をズルズル、あちち。ズルズル、あちち。ズルズル、ゴクリ、あっこれビールです。

なんか楽しい。そりゃそうだ、オヤツの時間だもんな。楽しくないわけがない。


濃いめのスープは、マイボトルに入れたいくらい好みですが、腎臓が許さないので、そこそこ残しての完食。丼ぶりの底の野菜を丹念につつくのが、宝さがしみたいで楽しいナ。


今度は、お腹すかせて、ディナーでこよう。野菜多め、味濃いめで、餃子もつけちゃおう。そう誓う、健康志向のオジさんでした。


ごちそうさまでした。