納豆蕎麦(冷)
だんだんいい陽気になってきたので、朝から涼を求めて、冷たい蕎麦をたぐりに十割蕎麦の嵯峨谷へ。
先客は夜勤明けなのかな、朝からプレモルをグビリとやっている。かき揚げ天ともり蕎麦がつまみたぁご機嫌ですね。
注文を受けてからの茹であがりなので、カウンターでしばし待つ。
店内は有線だろうか落語が流れる。途中からなのでよくわからないけど。静かな時間の流れのなか、ざるで水をふるう音が、食事のプレリュードとして申し分ない。
さて、やってきました納豆蕎麦。当たり前だけど、納豆がドーンとのってます。
その脇をネギ、海苔、魚粉、卵黄が固め、無料のワカメを加えれば栄養的にもバランスよさそう。
まずは器を傾けてツユでワサビをとき、具材も納豆も全体にかき混ぜて準備完了。さてさて、いただきます。
さすがに風味豊かな十割蕎麦も、納豆の前では遠慮がちですね。ただ、冷たくしめられた蕎麦の歯ごたえは抜群。
ヌメヌメが飛び散らないよう、すするといういうか、送りこむようにして食べる。
メインディッシュの納豆は、ラーメンのコーンのように器の底に沈みがちなので、匙ですくっては咀嚼する。
ひきわりはにおいがストレートに伝わってくるのがいいネ。
納豆といえば定期的に効能がテレビで喧伝されてブームになるけど、血液サラサラだっけ。それはタマネギだった気もするな。
まあ、基本的にカラダにいいのは間違いないでショ。積極的に食べていかなきゃ。
納豆の後始末で、丹念に口をぬぐい、水を飲んでは、またぬぐう。想定通りに涼がとれました。求めよさらば与えられん、ですねえ。
ごちそうさま、と席を立てば、カウンター越しに「お気をつけて行ってらっしゃいませ〜」と気持ちのいい挨拶が返ってくる。
なんだか「悲しみよこんにちは」の歌詞のような気持ちのいい朝ではないか。由貴ちゃん、最近見ないな。
知らない人にはさすがに話しかけないけど、会社ではいつもよりはっきり、おはようって言おうかな
ごちそうさまでした。