今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 60)チャーハン

f:id:socius_lover:20190620184747j:plain


たまに食べるのが面倒くさいランチタイムがある。食欲不振というよりも、あれこれ組み立てを考えて食べ進めるのが面倒くさい。


定食ならオカズとご飯の進み具合を調整したり、ラーメンなら具を食べるタイミングを考えねばならない。


そう、カレーですら、ソースとライスの配分を誤らないよう努めねばならない。


そんなときにメニューで光るチャーハン。基本はひたすらレンゲで口に運ぶのみ。うん、これはいいネ。


いざ頼んでみたならば、スープと漬け物も鎮座。そうね、この店、サービス旺盛だもんね。っていうかチャーハンにはスープがつくよね、と自覚。


なんだかんだいっても、小鉢のリンゴがうさぎちゃんだったりすると、遠足弁当みたいで楽しいもんだな。少し、食に意欲が湧いてきたかな。


まずはチャーハン。ひと口食べればしっとり系のやさしいお味。母親が土曜日の昼につくってくれた焼き飯を思い出す。


とはいえこちらはプロ仕様。ネギ、卵、シーチキン、ナルトが余すところなく炒められており、レンゲが高速活動するおいしさです。


途中で飲むスープは、ラーメンのそれとは違うチャーハン専用機。


その差が濃度なのか、隠し味なのかはバカ舌ゆえわかりませんが、チャーハンの塩っ気より軽めの味がうれしい。


いかにも自家製な漬け物もポリポリいただき、チャーハンをすくったレンゲをスープにつけてみたり。なんだ、結構楽しんでるな、オレ。


キレイに食べ終えたあとは、ご褒美のうさぎちゃんリンゴです。


何気ないひと仕事で、いいオッサンの心がときめくんだから、業界の方はぜひ心がけてほしいな。


あっという間にうさぎちゃんセイグッバイ、ひとかけらだけど楽しかったよぅ。


すっかりくちくなったお腹に濃い目の粉茶とグラスの水を押し込んで、お会計。うん、元気でたわ。


ごちそうさまでした。