なんとなくコーヒーが飲みたくて、ドリンクサービスのつくお店へと。すると入り口にアド街ック天国で紹介されましたの看板が。
いやー、テレビ全盛期を知ってるオジさんとしては、テレビで紹介された、のフレーズには弱い。とことん弱い。なんか、権威づけされた気がする。
東京っておそろしいことに、キー局で紹介された店に行きやすいんですよね。
関東平野に 3000 万人もの人がいて、視聴率 1%でも 30 万人が見た計算なんだよね。いや、ことはそんな単純でないのはわかってるけど、ざっくり捉えるとね、すごいよねって話です。
書籍が 30 万部も売れるなんてそうそうないわけで、ネットにインフルエンサーとしての地位を脅かされてはいますが、やはり大マスコミ様の威光はまだまだ強い。
さて、能書きはともあれ、煮込みハンバーグを注文。ずっとメニューにあったのに、頼むのは初めてだナ。
ライスかパンかで、パンをチョイス。するとおいくつですかと聞かれたので、いくつまでいけるものかと思いつつ1個だけにする。
すきあらば、ローカーボ、ダイエット志向に走るのが正しい中年の鑑です。
さて、淹れたてのコーヒーを啜りつつ、ハンバーグを待つ。
まずはスープとサラダが運ばれてきたので、さっそくいただく。うん、おいしい。胃のウォーミングアップにちょうどいいネ。
さて、やってきました煮込みハンバーグ。
なんというか、ソースがたっぷりでハンバーグwith シチューの様相。パン足りなければ、どうぞお申し付けください、なんて誘惑の言葉を貰いつつ、いざハンバーグ。
スプーンでソースを掬って口に運べば、コクと酸味で確かなお味。うん、これはうまい。マスコミさんによるハロー効果もあろうけど、おいしいと思うゾ、おじさんは。その気さえあればパン1斤くらいいけそうな、ステキなソースです。
パンにはマーガリンが添えられています。パンをちぎり。そそくさと断面に塗りこんでパクリ。おいしいな、マーガリン。
いつからか植物性油は云々と害悪が謳われてますが、俺は好きだぞ。給食の食パンにカチカチのマーガリンをこすりつけていた世代だからなぁ。
さてさて、肝心のハンバーグをスプーンで割ろうとするも、いったん拒絶するような弾力。断面はなめらか、口にすればしっかりした肉感で満足の極みだねえ。
ハンバーグの味を昇華させるソースなので、味は濃いめでちょっと喉が乾きそう。ハンバーグ、ソース、ハンバーグ、ソースと食べ進め、最後に皿に残ったソースをパンでぬぐってパクリ。くうう、シアワセ。
グラスの水をグイッと飲み干し、甘露、甘露。口中を洗い流したところで、ちょっとぬるくなったコーヒーに砂糖を入れて、デザートがわり。
たまには(?)マスコミに踊らされるのも、悪くないもんだ。
ごちそうさまでした。