かつて平成の初期にもつ鍋ブームがあった。
ヘルシーかつ野菜もたっぷりとれるもつ鍋は、専門店で行列ができるほど人気だった。
でも、うちの実家では出なかったなぁ、もつ。港町生まれの父には馴染みがなかったかな〜。
そんなわけで、私が初めてもつを食べたのは、大学に入ってから。こてっちゃんを焼いてはご飯にのせて食べてたっけ。
焼き肉でもそうなんだけど、いつ焼けたか、いつまで噛むか、もつ関係は悩ましいんだよねぇ。
こちらのもつ煮込み。居酒屋の昼メニューならではの定食ですな。シンプルなようでいて、店ごとの個性が出るところですよ、もつは。
ひと口食べれば、しょうゆ仕立てのサッパリ系ダシ。クニクニとおいしく、臭みはない。
器をよくみれば、大根、人参、ゴボー、ネギ、こんにゃく、豆腐、レンコンと植物性の滋味がたっぷり。野菜不足も解消できるのがうれしい。
日本酒に合うつまみは、やはり米にも合うな〜と再確認。同じコメ原料だから、当たり前といえばそうなんだけどさ。
途中で七味をぱらり、途端に味がしまってイイね。よく噛んで、飲み込むタイミングを見極めて、楽しい食事は終わりました。
ごちそうさまでした。