今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 173)天玉そば

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あてもなくさまようランチタイム。


目的はただひとつ、汁ものが食べたい。昨日のお酒が残っていて、定食は受け付けない。麺をズルズル、汁をジルジルといきたい。


お目当てのラーメン屋は臨時休業で軽く絶望したのち、いつも混んでる間口の狭い立ち食い系そば屋に滑り込む。


危うく食べ損ねるところだったと、九死に一生を得た気分。見慣れない食券機をひと回しみて、天玉そばをポチり。


いつもなら朝食規模のメニューだけど、いまの胃具合にはちょうどいいかな。そそくさと食券を提出して、グラスの水でひと息つく。


何というか、年々酒に弱くなるな〜。回復にも時間がかかるし、楽しい酒だろうと考えなきゃいかんな〜。などと反省しながら到着を待つ。


程なくやってきました、天玉そば。野菜のかき揚げと玉子。シンプルな組み合わせが、疲れた胃にしみわたることでしょう。


かき揚げは、人参、紅ショウガ、玉ねぎが主力。ホウレンソウっぽい青菜も入っていて、栄養はバッチリ、甘めのつゆがしみておいしい。


玉子は、まず白身を先にチュルリ。何度でも書くけど、つゆが濁るのを防ぐわけです。そして、黄身は半熟になるまで温めておくのが流儀。


さて、あとは一気呵成に麺をすする。途中で分解四散したかき揚げをつつきつつ、黄身の具合を見計らってプスリと突き刺す。


トロリと半熟となった黄身を麺にからめて即席ソバボナーラ。濃厚な味をまとったそばは、また格別ですナ。


ひとしきり食べ終え、胃のムカムカも落ち着きを取り戻す。いつも苦労をかけてゴメンね、とオナカをさすりつつ念押しして箸をおく。


ごちそうさまでした。