今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 842)朝そば in ゆで太郎

 

ゆで太郎。後発ながらも、いつも間にやら立ち食いそば界のトップに君臨しているゆで太郎。以前は通勤動線にあったけれど、残念ながら撤退して以来、疎遠である。

 

それでも何かの折にふれ立ち寄るようにしている。あたかも、元カノの姿を探してしまう山崎まさよしのように、街並みにゆで太郎を探してしまう、そんなモーニング。

 

チェーン店は経営体力ゆえに、お得なモーニングを扱うことが多い。ゆで太郎では、朝そば2種、朝ラーメン2種、ご飯セット3種と充実のラインナップで目移りする。

 

久しぶりなので、王道のかき揚げ&月見そばを選ぶ。食器洗浄の労を惜しまず別盛りなのがうれしい。客の好きなタイミングで食べられる気遣いは王者の余裕か。

 

 

まずはかき揚げを半裁してそばにのせ、生玉子を割り入れ、七味とゆず粉を振りかける。そばがのびぬよう気が焦る中、慌ただしく準備を終えて、いざ箸を割る。

 

ゆで太郎がこだわる三たて、すなわち「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現したそばは、細く繊細ながら風味がしっかり感じられ、アツアツのダシとピッタンコ。

 

玉ねぎと人参のかき揚げは角が立ち、かじればサクサクして、すぐにモロモロとほどけゆく。ツユがあっさり目なので、野菜の甘さが際立つところを、はふはふ食べる。

 

ここで玉子の白身をツルリと飲み、黄身を温めておく。そばは計算されたように、ひと口でちょうどすすりきれる長さ。佐藤栞里気分で、美しくすすり道を極める。

 

頃合いを見計らい、残るかき揚げを玉子の黄身にからめひと口にいただけば、脳から快楽物質がブシャーと飛び出るおいしさ。わざわざ立ち寄った甲斐がありました。

 

各種季節商品が多いし、朝ラーメンも捨てがたい。ステマじゃないけど、再訪せねばなるまい。卓上のポットから蕎麦湯をツユに流し入れ、ルチンをたっぷりといただく。

 

ごちそうさまでした。

 

PS

悲しいけど、オレ、胃もたれなのよね。

朝の揚げ物は、たまの楽しみにします。