あらためてハムエッグのオカズヂカラを考える。朝食のスタァという印象で、醤油、塩胡椒、ソースなど味つけも多彩。パンによし、白米によしのマルチプレーヤー。
シンプルなだけに一家言をもつ人も多いけど、かた焼きでも、半熟でも、玉子はどう食べようとおいしいのだ。食券を提出すると「少々お時間いただきます」とのこと。
とは言ってもものの2分ほど。焼きたてがいただけるならまったく苦にならない。丼ぶりをみれば、あらかじめ塩コショウが振られており、さらに醤油を少しかける。
ハムの塩っけは、相手が目玉焼きだけなら十分だけど、白米も相手にするとなるとやや荷が重い。塩コショウだけでもいいけれど、やはり醤油があると心強いですね。
黄身が半熟なので、すぐに箸で突き破る。トロリとした黄身があふれ出し、すかさず白身とともにご飯をかき込む。黄身の旨みが熱で活性化され、オカズヂカラ抜群だ。
ハムをかじれば予想通りの控えめな塩っけで、塩コショウがよく似合う。こちらもすかさずご飯をかき込めば至福の味わい。そばのツユを味噌汁がわりにゴクリと飲む。
そばをすすり、再び丼ぶり飯を喰らう。開店すぐで炊き立てのご飯は熱く、どんどん黄身に熱が入り、ハムのかすかな焦げ目、白身の外側のカリカリもしっかり味わう。
減塩を心がける日々ですが、どうしても塩分過多になりがちです。朝食をグラノーラに置き換えればよいとわかっていますが、そばと丼ぶりと私、実に腐れ縁ですねえ。
ガード下にあるので、電車が通るたびに振動を感じるのも味のうち。めとろ庵の春メニュー、未食は小えびおろし丼セットのみになりました。近々、再訪しなくっちゃ。
ごちそうさまでした。