今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 119)カキフライ定食

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やっぱりカキフライが好きっ。

やっぱり猫が好き、のように断言しますが、旬が来るのが毎年もどかしいくらい好きです。冷凍もあるけどさ、季節のお届け物がいいじゃない。


小さい頃は、小粒でウェルダンなカキフライが家で出ましたが、ほろ苦くてつまらなかった。流通がよくない時代、母が栄養を考えてくれたのに。


味覚は変わるもので、今ではあの独特の磯の香りに夢中です。あなたのとりこ、シルヴィ・バルタンです。アテにもオカズにも優秀なニクイやつ。


で、揚げたてカキフライ登場。タルタルソースたっぷりで頼もしい。5つ並ぶと戦隊っぽくてリーダーを決めねばならぬ。よし、真ん中の子だな。


ドリフのいかりや、奇面組の一堂零、嵐の大野智と5人組にはリーダーが似合うよね。TOKIO はアレして4人になったので、城島さんはまた今度。


5つもあると味つけの組み立てが大事ダネ。ソース1、しょう油2、タルタル2でいこうかな。真ん中の小さめなリーダーからいただくとしよう。


アチアチ、潮が勢いよく飛び出てきます。冷たいタルタルとのコントラストがいいやね。急いでご飯をかきこめば、至福のひととき、ンマーイ。


しょう油をかけて半分ガブリ、うーん、ビールが欲しくなる。残りの半分にはタルタルをのせてみれば、またひとつグレードが上がるネ。


ソースをかければ王道のおいしさ、まさにカキフライにハズレなし。商店街の福引きというと例えが安っぽいけど、安心感が半端ないっすわ。


キャベツの千切りやみそ汁をキレイに平らげ、タルタルも余すところなく楽しむ。カキは、春菊とともに大人になって知った味覚の両巨頭です。


最後にグラスの水で口をサッパリさせて、箸を置く。季節を舌で感じる元気、勤め人のうちはせめてそのくらいを保っていたいな。


ごちそうさまでした。