今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 150)自家製・かに玉

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卵を一度にたくさん食べると、火垂るの墓を思い出す。あまりに悲しい話なので、もう何十年もみてないけど、滋養のつくものの象徴としての卵。


物価の優等生なんていわれますが、栄養があり、煮てよし、焼いてよし、茹でてよし。なんならわが国ならば生食も可能なマルチプレイヤー


さて、冷蔵庫には賞味期限の卵が4つ。生食前提の日付だから、火を通せばしばらくは食べられるそうですが、勢いつけて全部食べちゃおうカナ。


個人的には卵かけご飯が一番好きですが、そう何杯も食べられるものでもない。ここは秘蔵のかに缶をつかってかに玉にしよう、そうしよう。


かに玉の素とよ〜く混ぜ合わせて、かに缶をプラス。軽く焦げ目がついたら、大皿を使って裏返しに。これだけ大きいとフライ返しではムリです。


かに玉の素には、親切丁寧なことに甘酢たれもついてますね。軽く火を通してかに玉にトローリとかける。かたちは悪いけど、上出来、上出来。


とはいえ、かに玉はメーンを張るタイプじゃないな。寺島進のような名脇役、あくまで副菜。まあビールに合うなら何でもいいんだけど。


最近の調味料はうまくできてるもので、本格中華の味ですね。こうなると紹興酒が欲しくなる、なんて身勝手な欲望が。さすがに贅沢ですね。


いや〜平和な世の中で、おいしくごはんがいただけるだけでありがたいと思わないといけないね。卵をたくさん使うと、そんなことを思うのです。


ごちそうさまでした。