今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 232)月夜のばかしそば

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きつねそば、たぬきそば。決めかねた場合、ムジナそばを食べることになる。こちら小諸そばでは「月夜のばかしそば」がそれにあたる。


トッピングできつね or たぬきを追加する方法もあるけどさ。うずらで月、とろろで雲、青菜で草を再現している、名前負けしないひと品がいいね。


小諸そばといえば、卓上のサービスネギ。ミニトングでひとつまみ入れて、ゆず七味をかける。準備万端となったところで、箸をパキリと割る。


まずは、木さじでうずらの玉子をツルンと食べちゃう。鶏卵だと割るタイミングを悩むけど、うずらはいつの間にか食べちゃってそうで。


あとは、そばにとろろをからめてスルスルいただく。淡麗なつゆがいいねえ。たぬきはサクサクとモロモロが共存、きつねは甘〜くいい塩梅。


ふと、視界の端に違和感を覚えて目をあげると、お隣さんがネギの器をむんずとつかんで、ザクザクとネギの山をそばに築いているではないか。


いがらっぽくならないかねえ、と余計な心配をする。牛丼屋で紅生姜を入れすぎるようなもんかな、すぎたるは及ばざるが如しとも思うけど。


まあ、私も松屋のフレンチドレッシングはかけすぎちゃうし、同じ穴のムジナかもしれない。人のふり見て我がふりなおせ、ハイ、教訓でした。


そばは、いつもどおりおいしかったです。


ごちそうさまでした。