「鉄を喰え 飢えた狼よ。死んでもブタには 喰いつくな」とは尾崎豊の歌ですな。鉄分をとれではなく、ワイルドでいこうぜってことでしょうネ。
飼い慣らされてはいけない、意地張れなくなったら終わり、なんて気持ちもありますが、疲れのせいかイスのある立ち食いそばについ行きがち。
これはいかんと一念発起、立ち食い必須の店でたぬきそばをすする。春菊天なら文字通り鉄分をとれたなぁ、などとしょうもないことを思う。
マスターキートンも、夢みがちな自分を鍛え直すとか言って軍隊に入ってたな、ズルズル。自分にはできないけど、ロマンがあるよな、ゴクリ。
こちらは更科と田舎が選べますが、+10 円払って更科を選ぶ。自分としては珍しいですが、たまに食べると風味があっておいしい、気がする。
私の行動範囲では最も濃く、熱いつゆ。朝は茹でたてとなるそば。サクッとした揚げ玉。店に流れる AM ラジオ。スツールを置かないカウンター。
立ち食いそばのテンプレのようなひととき。サッと食べて、水で口をさっぱりさせ、こちそうさまト下膳する。うん、ワイルドさ満タン。
「サラリーマンにはなりたかねえ 朝夕のラッシュアワー 酒びたりの中年逹」とも尾崎は歌ったけど、そちらはご期待に添えそうもないや。
ごちそうさまでした。