中華蕎麦「きつね」。ちょっと何言ってるかわからない状態ですが、お店の名前。小ぶりで瀟洒なつくりのお店、いつの間にできていたのかナ。
ネットで得た予備知識はさておいて券売機の前に立つ。特製もいいけど、まずは基本の中華蕎麦。トッピングのたぬきが物珍しくこちらもポチリ。
ラーメンは一期一会だから、稲荷寿司もつけちゃえ。カウンターに座り、食券を提出。お隣さんが熱心に写真撮影してるのがいかにも新店っぽい。
まずは稲荷寿司、ずいぶんと黒い。事前情報によれば竹炭の色らしく、半分かじればなるほどの風味。混ぜ込まれた鶏肉がキシキシ歯ごたえよし。
たぬきは謎の器に入ってやってきたな〜と思ったけど、ふと茶釜だと気づく。文福茶釜ってどんな話だか覚えてないけど、たぬきにふさわしい器。
そうこうするうち、やってきた一杯をみて、店名そのまんまだな、とナットク。丼ぶりの半分くらいを覆ったきつねの偉容たるや、かなりの迫力。
ネギ、三つ葉、ナルト、ホウレン草など、ラーメンって日本そばと共通の具が多いよネ。余りにおいしそうで撮影を忘れて思わずナルトをパクリ。
まずはスープをひと口。動物系、魚介系が仲良く同居した淡麗な味わい。この点、日本そばとは一線を画してます。当然ながら稲荷寿司にも合う。
お次にきつねをパクリ。絹のような滑らかさで、甘〜い仕上がり。仲間由紀恵に阿部寛、水谷豊に反町隆史、ラーメンも意外な相棒を見つけたな。
たぬきをトッピングしたのが正解。実質むじな中華蕎麦になりましたヨ。沢山入れて、サクサクからモロモロまで、揚げ玉の一生を味わい尽くす。
中華蕎麦としても、細めの麺がスープによ〜くからみ、かなりの実力です。焼豚は脂がのり、他の具材も程よく、思わず笑みのこぼれる味わい。
ここで卓上の七味をふって味変。コショウではなく七味なのがイイ。店員さんの接客もイイ。すべてイイ。BGM の全く知らない洋楽まで、イイ。
お蕎麦屋さんを検索して、思いがけない出会いとなりました。再訪してビールで特製中華蕎麦をたべたいな。だから路地裏散歩はやめられません。
ごちそうさまでした。
★しばらくは、食べだめのお蔵出しです。