今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 312)チャーシューメン

f:id:socius_lover:20200612134041j:plain


ランチに出るときは冷房で凍えており、温かい麺にしようと誓う。でも店に到着する頃にはすっかり体は温まり、やはり冷たいのかなと逡巡する。


ところが店に入れば再び冷房が効いており、初志貫徹、温かいのがいいなぁと思い直す。行ったり来たりすれ違う、梅雨のオトコごころです。


こちらは、豚+魚介+鶏のトリプルだしのつけ麺やみそラーメンがおいしいけど、今日はシンプルな鶏ベースの醤油チャーシューメンにしてみる。


やってきたのは、瀟洒な一杯。まずは胡椒をひと振り、スープをゴクリ。深〜い味わいだね。麺をツルツルいけば、鼻腔にうまみが抜けてゆく。


ホロホロのチャーシューは、箸で持ち上げると崩れるほどでキシキシとしておいしい。旨味のスープ、小麦の味がする麺、どれも主張が適度だな。


後客は、チャーシューメンにライスをつけている。ああわかる、これ、チャーシュー丼にしたらサイコーだもんね。でもそんなに入らないや。


もう若くないさとひとりごち、静かに箸を置く。店を出れば太陽は高く汗が噴き出て、やはり冷たいのにすればと、再びこころ乱れたりする。


ごちそうさまでした。