今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 412)しょうゆラーメン

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佐野というと、厄除け大師、アウトレット、ラーメンが浮かんでくる。地方都市でこれだけ名物があれば十分だろうに、望みは高く果てしない。


以前訪ねた吉祥寺にある佐野ラーメン店では、ゆるキャラの「さのまる」を旗印に、黒唐揚げ、いもフライなど、さらなるヒット作を狙っていた。


で、近所を散歩中、人気のラーメン店に行列がない。どの駅からも徒歩 20 分以上かかるのに客足が絶えない、家族連れも多い地域の名店に入る。


思わぬオヤツなので小盛りを選び到着を待つ。14 時近いのに店内は9割程度の賑わいで、自分を差し置いて、皆んなラーメン好きだなぁと嘆息。


量は小盛りでも、盛りつけはしっかり。スープを飲めば、淡麗なしょうゆ味がおいしい。ここに佐野ラーメンならではの青竹打ち麺がよくからむ。


盛岡冷麺のように、噛んだ歯を押し返すごとき弾力。力を入れるとプツリと切れる感触が楽しい。ツルツル食べつつ、レンゲでスープをゴクリ。


厄年のとき佐野厄除け大師に参拝したなぁ。賽銭を入れただけで厄除け祈祷はしなかったけど、帰りに食べた佐野ラーメンのおいしさを思い出す。


長〜い穂先メンマは、麺のようにすすりこめる。レアっぽい豚と淡白な鶏の2種のチャーシューもパクリ。小盛りとはいえ十二分に楽しめました。


水を飲めばすっかり満腹、大満足。不便なところにあるのに、人気の理由がわかる味わいでした。さて、ゆっくり歩いて、腹ごなししようかね。


ごちそうさまでした。