牛すじって、具体的にはどこの部位なんだろう。調べてみると、アキレス腱など腱の部分らしい。長いあいだ、スネ肉と混同していたみたいです。
手間ひまかけて、ひたすら煮込めばトロトロになるというのが共通点ですね。同じ命をいただくのなら、余すところなくという工夫を感じます。
で、券売機の前で肉うどんと牛すじうどんでしばし悩む。麺類との一体感ならばヒラヒラ肉を一緒に啜り込むのが正解だけど、牛すじも気になる。
時節柄、居酒屋に行かないので、牛すじと疎遠になって久しい。この前食べた松屋のカレーに入っていた気がするけど、久しぶりだね、とポチリ。
先客もおらず、程なくやってきたマイうどん。まるでストーンヘンジのように、円を描いて配置されるすじ肉たち、コロコロしていて愛らしい。
甘くて濃いめのつゆをゴクリ。だしのきいた関西風もいいけど、牛すじには関東風が似合う。肝心のうどんはクタクタ気味で、旨みをまといます。
お楽しみの牛すじ。味がしみているのは勿論、ホロホロほどけるような食感や、コキコキ、サクサクと歯ざわりのよい部分など、飽きさせません。
途中で七味をふれば、どことなく居酒屋のすじ煮込み風。うどんをすすり、すじを頬張り、サジでつゆを飲む。シンプルだけど、確かなシアワセ。
ごちそうさまでした。
★しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。