今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 466)乱切りそば in 富士そば

f:id:socius_lover:20210124111231j:plain


富士そば前を通りかかると、自家製乱切り蕎麦という見慣れぬディスプレイ。期間限定みそラーメンにも惹かれたけど、店舗限定の乱切りの勝ち。


打ちたて、茹でたてが可能な押し出し製麺機を一部導入とか。ゆで太郎、嵯峨谷も取り入れてるけど、時間と回転との兼ね合いが課題となります。


ここはやはり、もりそばを注文。受け取りに行けば、大ベテランの職人さんが「そば湯つけますか? 多めにしときますね!」と快活な応対。


機械製麺をマニュアル通りにつくるんだから、味に大差はないんだけど、気持ち良い接客だと、おいしく感じるのは人情。食事の美しい序曲です。


肝心の乱切りそばは、ツルツル、ヒラヒラ。そばの角がわかる気がします。立ち食いでは汁そばを食べることが多いけど、今日はもりそばで正解。


洗練された職人技で細く切られたそば切りもおいしいけど、乱切りは食感がさまざまで楽しい。ネギやワサビの薬味軍も、いい働きをしてます。


で、そばに七味を直接ふって食べると、鼻に抜ける香ばしさと、喉を抜けるピリ辛が楽しめます。なんでも、食通・池波正太郎の食べ方だとか。


せっかく多めにもらったそば湯だから、ゆっくり楽しもう。ルチンが溶け出したサラッとしたそば湯で、ツユを最後までおいしく楽しみました。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。