今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 492)カレー南蛮そば

f:id:socius_lover:20210310183814j:plain


ひところ、朝カレーが流行った。言うまでもなくイチローが朝ルーチンにしていたからだが、本人は意に介さずそうめんや食パンに移行したとか。


事の真偽はともあれ、朝カレーを食べるとスパイスでカラダが活性化するように思える。自宅ではなかなか難しいので、当然に外食カレーとなる。


朝営業しているカレーハウスは少ないので、牛丼屋やそば屋が狙い目ですね。通勤動線の店を脳内検索して、思い立って独立系の立ちそば屋へと。


こちらでカレー食べるのは初めてだな。かき揚げと更科そばがおいしい店だから、カレーに目がいかなかったけど、券売機をみるとちゃんとある。


朝早くは、大将も揚げ物を仕込んでいるし、ルーチンを乱すんじゃないかと過剰な配慮をしちゃう小心者。まあ、意に介さないんでしょうけど。


ほどなくやってきたのは、かけそば+カレーソース+ネギ、のザ・カレーそば。街そば屋と異なるのは、斜め切りのネギが煮込まれてないところ。


まずはひと口、そばとともにカレーを味わう。ややもったりとして、辛みより深みがあるタイプ。業務用だろうけどその潔さがかえって好ましい。


いつもの汁そばより、きもちツユが少なめなのでカレーをそばにまぶしつつ、はねないようにモソモソ食べる。やがてツユとカレーは一体化する。


食べたい、と思ったときにカレーが食べられるなんて、なんて贅沢な時代を生きているんだろう。なんて思いながらシャバシャバのツユをゴクリ。


カレー麺を食べるといつも寂しいのだけど、さすがにツユをぜんぶ飲めない。旨みが一杯のツユ、三つ四つ、二つ三つあたりで残して箸を置く。


ごちそうさまでした。