今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 258)唐揚げそば

 

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府中駅前は再開発で一変した。かつての雑多な商店街が消え、伊勢丹や映画館などができた。しかしその伊勢丹も撤退、新たな岐路に立っている。

 

そんな駅前ビルの一角に、朝早くそば屋が営業している。以前ケヤキ並木沿いにあったあの店だなと懐かしく、朝ごはん食べたけど入店しちゃう。

 

券売機前に立って、しばし悩む。たぬき、かき揚げ、揚げもち、など魅力的なメニューの下段に、おや、唐揚げそば。物珍しさもあり、ポチり。

 

食券出してカウンターのスツールに座ると、店員さんがそばを運んでくれる半セルフ店。丼ぶりの上にはそば、唐揚げ、以上。潔さが気持ちよい。

 

カウンターにあるネギを入れ、七味をかけ、いざ箸を割る。そばは茹で置きのフワフワ系。ツユはダシがきいてて、唐揚げの断面によくしみる。

 

唐揚げは、こぶりながらも半裁されて、華やかに丼ぶりを彩る。しっとりとした衣が油をツユに与えており、ネギと一緒に食べるとおいしい。

 

競馬開催がない休日なのに、ひっきりなしにお客さんの出入りがある。朝早くからあいているメリットだねぇ。競馬開催日はさぞ混むだろうナ。

 

ごちそうさま、と席を立てば、店員さんが「ありがとうございました〜」と素早く下膳にやってくる。なるほど、再開発なんのそので続くわけだ。

 

なんと気持ちのいい店だろう。ご機嫌なまま大国魂神社を参詣、遅まきながら正月のしめ縄をお焚き上げしてもらうべく、初穂料を入れる。

 

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…そば代ぶん、小銭が減っており、オオナムヂに心で詫びる。帰りしな、宝物館前の枝垂れ桜が咲き誇っており、春満開を心身ともに浴びました。

 

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ごちそうさまでした。