街中華の百花繚乱のメニューにしばし見惚れる。日替わり、麺類、ご飯もの、単品にライスをつければ立派な定食にもなる。さて、何にしよう。
大皿では多いから、ハーフの酢豚もいいな。久しぶりにレバニラなんてどうだろう。と思い至ったところで、レバニラがないことに気づく、へえ。
悩んだすえに、五目そば。野菜もとれるし、主食も食べられる、なんならツユもグイグイ飲める。我ながらいい選択だと注文を終え、お茶を飲む。
ちょくちょく食べているので新鮮な感動はないけど、いつもの奴らが迎えてくれる。大学のOB会のような、いつまでも変わってほしくない印象。
まずはスープをゴクリ。薄味なのに旨みのあるスープは中華ならでは。たっぷりの具材をかき分け麺をすすれば、細ストレート麺がよく似合う。
タンメンや五目そばは、野菜がたっぷりなので、サラダを食べているように、体に気遣うお年頃を意識できる。白菜がシャキシャキして白眉です。
アチアチ、ハフハフ。口のなかをヤケドしつつ、昼餉はすすむ。途中、お酢をひと回しして味変すると、まろやかさが加わって、さらにおいしい。
大きな丼ぶりだけど、野菜中心ということもあって腹八分目で医者いらず。よく噛んだので顎が疲れました。お茶をグイッと飲み干して席を立つ。
ごちそうさまでした。