今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 517)鶏天おろしうどん(小) in なか卯

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鶏の唐揚げはおいしい。ご飯にもビールにも合うし、揚げたてでもお弁当でもうれしい。いわば大正義である。考えるだけで、よだれが出そう。


では、鶏の天ぷらはどうだろう。唐揚げと違い衣に味つけがないぶん印象が薄い。それに天ぷら界隈では他にエース級が多く、鶏天は地味である。


なか卯前で新作鶏天おろしうどんを見つけ、すかさずノレンをくぐる。なか卯は親子丼も天ぷらうどんも扱うので、新メニューに違和感はない。


鶏天というと大分名物でしたっけ。淡白な胸肉を油でコーティングする構図は、チキンナゲットにも通じる合理的かつおいしい調理法ではないか。


名物唐揚げそば、なんてのも千葉にありますが、全体に麺類には唐揚げより鶏天が似合う。ツユに浸るならば、やはり衣に主張がないほうがいい。


朝イチで揚げおきがないのか、じらし上手な鶏天うどん。大根おろしを鶏天にまぶしてガブリ。冷たいツユを吸った衣はフワフワ、サクサクです。


すかさずうどんをツルツルすすれば、実に喉越しさわやか。朝から揚げものなのに、大根おろしのおかげでサッパリなのが、中年の胃には嬉しい。


ツルツルすすればあっという間。小ではなく並にすればよかったな、と軽く後悔。今度は温かいのをおそばがいいな、などとはやる心を鎮める。


ごちそうさまでした。


しばらくは、お蔵出しです。