今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 317)チキンにこみカレー in ココイチ

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チキンという言い回しがある。臆病者、ヘタレ、腰抜け。意味はともあれ、褒め言葉として使われることはない。チキるなんて動詞もあるとか。


鶏の鳥肌や挙動不審にみえる佇まいが語源のようす。でも鶏は意外と獰猛で、小学校の飼育委員のとき、幾度となく突かれたのは決して忘れない。


さて、久しぶりのココイチ。いつもはプレーンカレー 200 グラムだけど、最近タンパク質不足か筋肉が落ちた気がするので、チキンをトッピング。


揚げ物と違い、到着は早い。とび辛スパイスをかけ、ソースをあれ、ないや。少し垂らすとおいしいけど、わざわざ頼むほどのこだわりはない。


ご飯が右に来るように皿を回して、カレーとご飯の境界線にスプーンを入れる。適度に混ぜて口に運べば、ココイチクオリティ、無難においしい。


味の染みたチキンは、なぜだかアサリのようにプリプリとした食感。カレーソースがいつもより熱いのは、チキンを煮込んだぶんなんだろうか。


ハフハフ、うまうま。昔ならカレー好きは「キレンジャー」の二つ名を頂戴したものだけど、本格カレー隆盛の今、カレー愛は遍く広まっている。


ココイチはチェーンだから、どうしても最大公約数的な味に落ち着くけど、尖ったところのないこの味こそが、ある意味貴重としみじみ思う。


鶏むね肉は高タンパク、低カロリーなうえにおいしいという嬉しい食材。チキン野郎なんてむしろ褒め言葉だな、なんて誰に強弁しているのか。 


ごちそうさまでした。


★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。