今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 527)鶏つくねうどん

f:id:socius_lover:20210429072745j:plain


新宿の地下街を往けば、ふと鶏つくねうどん/そばのポスターが目に入る。物珍しさに吸い寄せられて、券売機をポチリ。梅もと、久しぶりだな。


乗降客数世界一の新宿は、当然人の流れも多い。箱根そば本陣、かのや、富士そばに、最近はよもだそばも加わり、まさに立ち食い激戦区です。


変わり種も含めて、限定メニューでこうして引き寄せられる客がいるから、各社凌ぎを削って新メニューを出す … 競争原理のありがたさですね。


さて、鶏つくねにはうどんが似合いそう。食券を提出すれば、奥でレトルトパウチを湯煎するのが見える。朝っばらから手間かけてすみません。


梅もと名物・蛇口から注ぐダシを見て、ようやく食事の幕開け。そそくさと席につき、具材を確認すれば鶏つくね、カツオ節、ゆず皮、ワカメ。


鶏つくねはハンバーグ状で、平たく半裁されている。ひと口齧ればほんのり甘く、マルシンハンバーグの如き味わい。はい、最上級に褒めてます。


ダシに染まったのか、どことなく黄色いうどんをすすり、ワカメを喰み、ダシをゴクリ。ここで七味を振れば相性よく、つくねの本領発揮です。


ズルズルうどんを食べると、たまにゆず皮が口に入ってきて、途端に香りが華やぐ。梅もとは久しぶりですが、変わらぬ味で迎えてくれました。


立ち食いそばも入れ替わりが激しいけど、どの個性も捨てがたいと改めて認識。最後にダシに沈めておいた熱々つくねをパクリと頬張り箸を置く。


ごちそうさまでした。


★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。