今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 326)日乃屋カレー with 温玉

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カレーは国民食である。レトルトやカレールゥにより、家庭でもおいしいカレーが食べられるのはありがたい限りだけど、外食はやはり嬉しい。


カレーは喫茶店や牛丼店の1メニューのことも多く、なんとなく選ばれる場合が多い。一方で「今日はカレー!」の強い決意を秘めた日もある。


ココイチが近くにあればいいけど、あとは印僑の本格カレーや小洒落たカレーハウスになるわけで選択肢は多くない。ココイチが一強すぎるのだ。


調べるとゴーゴーカレー日乃屋カレーC&Cなどもチェーン展開するものの、店舗数でいえばココイチに何周も周回遅れとなっているようす。


ココイチの強さの分析はともあれ、本日は神田カレーグランプリ入賞という日乃屋カレーを選ぶ。初めてだから店名を戴く日乃屋カレーにしよう。


生玉子か温泉玉子が選べるので、温玉を選ぶ。ひと手間かけたぶん、オトクな気がします。ほどなくやってくるマイカレー、よそうだけだもんな。


全体にカレーがかかっているタイプで、ご飯とソースの配分を考えなくともいいですね。ひと口食べれば甘〜い、その後かなりの辛みがくる。


カレーの面白いのは、スパイスの配合でいくらでも味のバリエーションが出るところ。ココイチとは明らかに違う方向性で、感心して食べてゆく。


ココイチならば3、4辛くらいに感じる刺激だけど、水を飲んだら負けな気がして、汗をかきかきスプーンを動かす。福神漬が甘くて福音です。


難しいのは温玉の扱い。タイミングを測って半分食べたところでトロリと割を入れる。白身も黄身も辛みと混和して、味に奥行きをもたらします。


卓上にフライドガーリックをみつけ、お試しにちょっと添えてみる。サクサク、丸っきり揚げ玉だけど、鼻には確実なニンニク臭。いい薬味です。


初めての味をじっくりと堪能して、紙ナプキンで拭う。スプーンを置いたのち、グラスの水をガブガブ、これぞ甘露、五臓六腑にしみいります。


ごちそうさまでした。


★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。