今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 653)赤丸新味 in 一風堂

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おいしいダシを飲むと、ペットボトルで持ち歩きたくなる。家庭で薄める用だけどダシの自販機もあるし、需要はあるだろう。


味噌汁やおでんが自販機で売られているのは知っていたが、このたび豚骨ラーメンで名高い一風堂がスープを缶で売り出した。


JR の自販機での取り扱いなので、私鉄使いだけどわざわざ試してみた。結論としてはおいしい。おにぎりが似合う絶妙な味。


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温度は低めで、脂分が少ないぶんサラッと飲める。嬉しい反面、店の味との答え合わせがしたい衝動に駆られて一風堂へと。


こうも寒いと、辛味を求めて赤丸新味を注文。もやし。高菜、紅生姜の無料トッピングを、ブライトさんばりにスタンバる。


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セルフでルイボス茶を淹れて、ゴクリ。甘みがかった独特の風味は、パブロフの犬のように豚骨ラーメンを思い起こさせます。


博多ラーメンを頼むとき、なんとなく「かため」を頼んでしまう。なんとなく、かたければかたいほど、ツウっぽい印象が。


本来、普通がおすすめだろうけど、後客はバリカタ、ハリガネなどを頼んでおり「これでよかったのだろうか」と逡巡する。


などという間に赤丸新味のお成り。スープをひと匙飲めば、これこれ。豚骨の臭みはなく、旨みだけが煮詰まり、少し甘い。


缶の再現度もなかなかだな、と確認したところで、一気呵成に麺をすする。かための麺がプツプツ切れる食感がたまりません。


卓上のゴマを挽いて、香りをプラス。もやし、紅生姜、高菜を順に加えて味変を楽しみ、途中ルイボス茶で脂をリセットする。


途中で辛味噌を溶かせば見た目はカオスながら味は間違いなし。替え玉は自重したけど、豊富な具材はオカズヂカラ抜群です。


麺を食べ終え、具材をさらって、上澄みの赤い油も楽しむ。温まったところでルイボス茶をおかわりすれば、実に爽やかです。


ごちそうさまでした。