今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 405)豚汁定食

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豚汁はやはりおいしい。先日あふれ出る豚汁欲を満たしたところ、勢いがついたのだろう、肌寒いうちに食べておかねばと専門店を訪問する。

メニューは豚汁定食一本槍で、非常にいさぎよい。席に座り、水を受け取り、答えるべきは大盛りにするか否か。残念ながら並盛りです。


無料大盛りを頼まないなんて!といった勿体ないマインドは、そもそも若い時分からない。食が細いうえ、加齢もあり、足るを知るお年頃。


ワンオペで、持ち帰りにも対応する忙しそうな大将を眺めつつ、到着を待つ。持ち帰りだと豚汁単品もあるのか、使い勝手がよさそうだ。


さてさて、やってきました豚汁定食。まずはダシをズルズル。油脂ではなく、味噌と魚粉の香りで楽しむタイプ、慌ててご飯をかきこむ。


じゃがいもはホクホク、熱々の豆腐はトゥルトゥル、大根は舌で潰せるやわらかさ。豚が脇役に回るほどの充実した丼ぶりは、もはや椀物ではない。


お供のつやつやのごはんが嬉しい。大将に声をかけ地卵を追加して、見目麗しき玉子かけごはんを楽しむ。柚子胡椒を足せば、さらに味わい深い。


豚汁に七味をふり、さらに咀嚼を加速。ただでさえオカズヂカラが強いのに、小鉢もおいしく、なるほど大盛り希望者がいるのも納得でした。


ごちそうさまでした。