「炒飯に入っていて嬉しい具材は?」とのラジオでのメールテーマに、即座にエビだな、と思う。なんというか、味わい、色合いが華やかになる。
焼豚、搾菜、高菜、納豆、竹輪など、なるほどと思う具材が紹介されるなか、エビをすすめる同好の士もいました。おいしいもんな、エビ炒飯。
さて、街中華の昼餉。こちらの五目炒飯はカニほぐし身乗せ。なるほど、その手もあるなぁと、まんまと注文する。写真付きのメニューはずるいね。
オナカ具合からすれば、もうひと品つけたいところ。点心の部を眺めれば、春巻き、餃子、焼売など安心安定のラインナップ。よし焼売にしよう。
街中華の活気は春の予感とも相まって楽しい空気ですね。ああ、ビールが欲しくなるなぁ、などと不埒なことを思いつつ、麦茶をチビリと飲む。
まずは五目炒飯。カニがたっぷりが嬉しいな。焼豚、グリンピース、玉子が脇をかため、しっとりと火が入ったご飯は、絵も言われぬおいしさ。
スープで小休止したら、いよいよ焼売。上から醤油を多めにかけて、皿の底でカラシを溶く。半分かじれば、スウっと歯が通るやわらかさ。
何度か咀嚼して旨みがにじんだところで、断面にカラシ醤油をこれでもかとをしみ込ませ、茶色く染まった焼売を、エイっと口に放り込む。
鼻に辛みがツンと抜けたところで、炒飯をかきこんで刺激を逃がす。麦茶を飲んで口中をリセットして、再び焼売、炒飯といそがしく食べる。
根が単純なもので、こんなにシアワセだとバチが当たるのではないかと怖くなる。おいしく食べたのち、麦茶でしっかり塩分を薄めました。
ごちそうさまでした。