今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 396)カキフライ定食

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冬になると、とり憑かれたようにカキを食べる。定食屋さんでカキフライの文字をみかけると、一も二もなく注文してしまうのだ。


鍋はもちろん、麺類でも存在感を示すカキですが、ランチタイムに生食は出てない。日本酒やワインと合わせる、夜の部専門ですね。


さて、今日も今日とてカキフライ。今季何回目だろうか、数えるのも野暮ですね。いつまでもあると思うな、親と金と丈夫な胃腸。


ここは確か4粒なんだよな、ソースと醤油を2つずつかな、などと脳内早弁する間にやってきました。まずは味噌汁で箸を湿らせる。


レモンを絞って、パセリとキャベツを喰みつつ、自分を焦らす。予定通りソースと醤油をタラリとかけて、いざカキフライをガブリ。


洋食らしさを感じさせるソース味、潮の香りが増幅する醤油味、どちらもおいしい。サクサク、ハフハフとかじっては、白米をかきこむ。


カキ半粒に対して、ご飯をひと口半のペース。ご飯泥棒の称号を差し上げたいオカズヂカラ、やはり海のミルクの名は伊達じゃない。


ソース味はビール、醤油味は日本酒に合うだろうなと思う。世界的には生食が好まれるらしいけど、フライのおいしさも広まってほしい。


揚げ物を喜べるのもあと何年だろう。年の瀬になると、そんな懸念が浮かぶ。いらぬ心配はともあれ、今年もおいしくいただけました。


ごちそうさまでした。