今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 352)カツ丼 in 富士そば

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外食には適正価格がある。自分なら牛丼400円、ラーメン700円、お刺身定食900円といったところが相場か。これより高いと、贅沢気分になる。


一方で、外食には格もある。例えば同じカレーでも、中村屋ならば1万円、ココイチならばワンコイン。コスパとかいう主観で判断するしかない。


では、カツ丼ならばどうか。専門店でもそば屋でも800900円くらいかな。庶民派といえば聞こえがいいけど、それ以上の価格帯には縁遠い。


で、富士そばのカツ丼、500円。そのキリのよさにひかれる。「そば屋のカツ丼はおいしい」との真理を知るだけに、自然と期待が高まります。


食券を提出すると、厨房から玉子を溶く音がカコカコ聞こえる。それだけで、好感度アップです。やたら高い位置にある給水機で水を淹れて待つ。


程なく呼び出しがかかり、カツ丼さまにお目通しが適う。小ぶりなカツが4つに切られており、まずは端から1つ摘み上げてパクリとかじりつく。


トゥルトゥルの玉子は甘く、カツは揚げ置きだろうけど、しっとり肉厚で食べごたえ十二分。思わずご飯をかきこむ。こういうのでいいんだよ。


玉ねぎはシャキシャキで、ガツガツとかきこんじゃう。三つ葉? あんなの飾りです。えらい人にはそれがわからんのです。などとひとりごちる。


付属のスープもそばツユ風で相性よく、色鮮やかなお新香もフニフニといいアクセント。これでワンコインなら、つくづくシアワセだと思う。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。