ご存知のとおり、英語でRのつかない月はカキを食べるな、という。May、 June、 July、 August。意外と少ないけど、カキ好きには長く感じるな。
夏が旬の岩ガキとか、近年は輸入物もあるから、ダメ!絶対!というわけでもないけど、潤沢に流通しなくなるのは確かで、去りゆく季節を惜しむ。
で、定食屋の黒板にカキフライをみかけ、一も二もなく注文する。久しぶりに来たけど、1割値上げしてますね。まあ、ステルス値上げよりは好感。
ほどなくやってきた定食をみるに、気のせいかご飯の盛りも控えめなような。考えすぎかな。そもそも、それほど量も食べられないしね。いざ箸を割る。
まずはパセリをパクリ。青臭さがイイね。その勢いでキャベツを半分ほど食べておけば、ベジファーストとしても効果十分でしょう。みそ汁をひとすすり。
主役のカキフライ。4粒あるので、醤油ふた粒、ソースふた粒でいこうかな。醤油は和風で日本酒が似合いそうだし、ソースは洋風でハイボールが似合いそう。
ま、白米ですけどね。ここのカラシはよくきくので、カキの潮の香りを活かすためにつけすぎないように気を使う。つけない選択肢はないんだよね。
店は「お好きならどうぞ」で出してるんだろうけど、出された薬味はひと通り試したくなる。ともあれ、盆過ぎの海水浴場のような、シーズン最後を楽しむ。
フライに限らず、カキ鍋、ソテーなど今シーズンも楽しみました。旬の食べ物を食べられるというのは、それだけでシアワセなのだとしみじみ思う。
ごちそうさまでした。