今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 422)赤飯幕の内弁当

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お赤飯が食卓に並ぶと、少し嬉しい。モチモチの食感、小豆の香り、プチプチの黒ゴマに、味の決め手の塩。年中行事に関係なく、たまに食べておきたい。


さて、本日の日替わり弁当はお赤飯。なんだろう、節句も過ぎたし、店の関係者にお祝いごとでもあったろうか。とはいえ、ご相伴にあずかるとしようかな。


箸を割り、付属の味噌汁をすすりつつ、陣容を確認。ゴマのふられたお赤飯の脇には揚げ物、鮭、煮物、漬物、紅白が鮮やかなカマボコもあり、にやける。


お赤飯に箸を入れれば、あでやかな餅米は割り箸をおらんばかりにムチムチ。口の中でほどけつつ、ひと粒ずつ主張するのはさすが。噛めば甘く塩もきいてる。


ここでハムカツにソース、天ぷらに醤油をかけてオカズヂカラを上げ、モリモリ食べてゆく。辛口塩鮭が実に塩っぱく、お歳暮でいただいた幼少期を思い出す。


ザ・和食に文句なし。ワンコインなれども、江戸時代の殿様くらいいい食事をしているだろう。ケの日が続く平日に差し込む、ハレの日のご馳走に大満足。


ごちそうさまでした。