最後の晩餐と問われれば、卵かけご飯と即答できる。そんな私ですが、たまに目玉焼きが食べたくて仕方なくなる。新日が好きでも、たまにノアも悪くない、みたいな。
できれば、上品に蒸しあげたやつじゃなくて、白身に焦げがあるくらいがいい。でも黄身は半熟くらいがベスト。家で食べればいいんだけど、外食するならばやよい軒。
そんなわけで、久しぶりのやよい軒モーニング。お値段が上がっているのはご時世ですが、ジャズが流れる相変わらずの落ち着いた雰囲気に血圧が下がる思いです。
やよい軒の目玉焼き朝食は、ウインナーが2本鎮座しており、実質ウインナー朝食を名乗ってよい。松屋はウインナー1本でもソーセージエッグ朝食といってるしね。
ともあれ、まずはチラリと醤油を垂らして冷奴をひと飲みする。大豆の甘味がやさしい。そのあと、キャベツの千切りで胃腸を目覚めさせ、味噌汁でお腹を温める。
さんざん自分を焦らしたのち、ウインナーをガブリ。皮がプツリと弾けると、肉と脂と塩っけが一斉に口内に広がる。あまりのオカズヂカラに、もち麦ごはんが進む。
ここで再び味噌汁をのんで心を落ち着かせて、ご飯の表層を平たく整地して、目玉焼きを乗せる。箸先で黄身に穴をあけ、醤油を注げば、ミニ目玉焼き丼の完成です。
白身の焦げを箸で裂きつつ、ご飯とともにかきこめば、醤油&白身のコンビがキン肉マンとプリンスカメハメのようにご飯を攻め立てる。くうう、たまらんです。
で、今度は醤油&黄身でご飯を食べると、キン肉マンとテリーマンの如く絶妙なコンビネーションを発揮する。言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信です。
味のりで目玉焼きとご飯を巻くのもおいしい。やよい軒名物のシソの実入りお新香もいい働き。そして、ここでラスボスのウインナー2本目を投入すれば完全食ですよ。
やよい軒は無料でダシの提供があるので、軽くご飯をおかわりすればダシ茶漬も可能です。しかし、足るを知る。ここいらが潮時ですね。朝から腹くちくなりました。
ごちそうさまでした。