Kissに撃たれて眠りたい、と歌ったのは吉川晃司。さすが広島のスゴいやつ、言葉の意味はよくわからんが、とにかく小洒落た響きです。
で、今日は「糖に溺れて眠りたい」気分です。たまにやってくる、ラーメンをすすりながら、米つぶを咀嚼して、濃いめのスープで流し込みたい欲望です。
さっそく脳内地図を検索する。候補はいくつかあれど、メニューだけでなく曜日ごとの混雑具合も考慮せねばなるまい。余計なことにリソースを割く我が脳よ。
さて、北海道ラーメンがおいしいこちら、勘ピュータどおり空席をみつけ安堵する。まずは各種ミニ丼、白米、チャーハンの3択に悩み、チャーハンを選ぶ。
お次はスープ。人生は選択の連続だね。味噌、塩、醤油の嬉しい3択から味噌を選ぶ。味噌汁がわりにスルスル飲もうという魂胆です。ひと息ついて水を汲む。
呑気なニュースをみていると、厨房からはカチャカチャとチャーハンを炒める音が。何よりの食事のプレリュードにニンマリ。程なくやってくる半チャーハン。
チャーハンを食べたら、すぐスープを飲みたいので、ラーメンの到着までセルフおあずけ。じらしタイムはなによりの調味料。玉子と叉焼のシンプルさが潔い。
悟空を待ちわびるクリリンのような心持ちで、半ラーメンにご対面。バスケ部だったので、食事は両利き。右手に箸、左手にチャーハンスプーンを携える。
まずは、油膜のうっすら張った味噌ラーメンをひとすすり。太ちぢれ麺は濃いめのスープをしっかりまとい、量は半人前でも、味はしっかり一人前です。
まだ麺が残る口内に、チャーハンを放り込んで口内調味。炭水化物on炭水化物の禁断の味にうっとり。咀嚼もそこそこにラーメンスープで流し込む。
すさまじい糖の嵐に脳もビックリのランチですね。飢えた学生時代ではあるまいに、明らかな栄養過多に心は喜び、胃が怯え、おデコは汗を噴出します。
もやし、玉ねぎ、ひき肉、叉焼、メンマ。必要十分な具材とともに味噌ラーメンを堪能し、紅生姜のアクセントを楽しみつつチャーハンを減らしてゆく。
こんなこといつまでも長くは続かない。いい加減明日のこと考えた方がイイ♩ と「雨上がりの夜空に」で歌われてますが何歳までこんなランチできるのかな。
予想通りの満腹感にやられる初老の内臓。あと5年若ければラーメン+半チャーハンだったろうな、そんなことを思いつつ、お腹をさすって店を出る。
ごちそうさまでした。