今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 517)角煮仕込みポークカレー

 

 

わが家の金曜日はカレー曜日である。別に海軍出身ではないが、いつの間にか習慣が根づいていた。何も恥ずることはないし、むしろ生活サイクルが安定して落ち着く。

 

ゆえに、週末に近づくと外食でカレーを食べない。別に朝昼晩同じメニューでも気にしないけど、用意してくれる家人への見えない敬意として、カレーを避けるのだ。

 

そんなわけで、本日のランチはカレー。日替わりメニューに目移りしつつ、ポークカレーを選ぶ。角煮仕込みなんて、嬉しいじゃない。ターメリックライスにて注文。

 

角煮って、家でつくると大変なのにちょっとしかできないし、店で食べるほどおいしくない。期待しつつ待てば、やってきたのは美麗な盛り付けのひと皿。喰わいでか。

 

ピクルスも気になるけど、まずは小ぶりな角煮をパクリ。複雑なスパイスがしみ込んだ肉塊は、キシキシ繊維質が感じられ、それでいてやわらかい。すなわち、おいしい。

 

いそいそスプーンを動かして、ライスにカレーをまぶしては食べてゆく。揚げアーモンドかな、サクサクの食感が楽しいや。野菜を途中に挟めば、口がサッパリします。

 

エスプレッソ用のカップのように小さいけど、コンソメスープは味のアクセントに不可欠ですな。スパイスの秘法にやられた舌も、玉ねぎの酢漬けが癒やしてくれます。

 

途中で水を飲むと、勢いが削がれそうなので、一気呵成に食べ進める。途中、カレーソースが足りなさそうだったけど、ターメリックライスの風味が助けてくれました。

 

ごちそうさまでした。